茨城県メディカルセンター人間ドック棟
本施設は昭和53年に建設された既存本館棟を有しており、耐震改修をするにあたり健診業務を運営しながら工事をするために、人間ドック棟を先行して整備する事となりました。
新棟整備にあたっては、従来からの課題となっていた狭隘な検査室の拡充、要望の強い⼥性健診専⽤フロアの整備、新規検査項⽬の導⼊等が可能な内容とし、施設内容についても、受診者の要望に応えられる快適な魅⼒あるものとし、1日100人利用を目指して計画を行いました。
対象敷地は笠原風致地区に該当する事もあり、景観に調和する事、利用者が笠原水源の景色を存分に楽しめリラックスできる空間にする事、既存建物と統一感を持たせる事を重要視し設計をしています。
外観は既存のレンガタイル、逆川の緑と調和するように少しトーンを落とした茶系のタイルを採用し、地域になじむ配色としています。また、逆川方向には床から天井高いっぱいまで開口を設けることで、笠原水源の景色を一望することができます。
内装はホテルのように落ち着いた雰囲気を演出できるよう、木目を中心としたナチュラル色をベースにカーペット、石目のタイルを使用し高級感を出すと共に、汚れや傷に強い面材を採用し、長く清潔に使用できるよう配慮しています。
名称 | 茨城県メディカルセンター人間ドック棟 |
用途 | 健診センター |
所在地 | 茨城県水戸市 |
施設の規模 | 12,942.7㎡ |
階数 | 3階 |
竣工 | 2019年4月 |