南生協よってって横丁
2013年5月、名古屋市がJR南大高駅前の市有地を対象に、駅前にふさわしいにぎわいの向上を図るため、広く民間から事業提案を募集しました。敷地に隣接する南生協病院を運営する南医療生活協同組合が応募し事業者に選定されました。
「南生協よってって横丁」と名付けられた当施設は、南医療生活協同組合が、2012年4月からスタートした10万人会議(南医療生協近未来構想会議)に寄せられた声をかたちにする医療・介護・福祉・住まい・まちづくりの複合施設で、「地域包括ケアシステム」を先取りする先進のプロジェクトです。設計担当者はこの会議(3年36回開催)に出席し、議論・課題整理に参加し設計に反映させました。
地域に開いた南生協病院のコンセプトである「通り抜け」を継承することと、南大高駅方面からの眺望、当施設と南生協病院との関係性が大きなテーマでした。一見して同一の事業主体とわかる南生協病院との連続性が求められましたが、一方で、高齢者の住まい・にぎわい・交流拠点として、南生協病院との異化に心がけました。
名称 | 南生協よってって横丁 |
用途 | サービス付高齢者住宅、住宅型有料老人ホーム、老人デイケア、小規模多機能、在宅療養支援診療所、訪問看護ステーション、ヘルパーステーション、居宅介護支援事業所、歯科クリニック、精神科クリニック、精神科デイケア、鍼灸マッサージ、飲食店、駐輪場 |
所在地 | 愛知県名古屋市 |
施設の規模 | 8,683.99㎡ |
階数 | 地上8階、地下1階 |
竣工 | 2015年 |